2018/06/18 18:09
昔から、ねんどは手先を使うので、脳によい影響があるとか、発達を促すと言われています。
ひらめきねんど ピカリの監修者 おちゃっぴも、毎月ねんど教室を開催していますが、本当に子どもたちは粘土を触ると夢中になって作っています。
おちゃっぴも、ねんどをやると、どういう力が伸びますか?とか、どうやってお家で遊んだらいいですか?と聞かれたりするので、今日は、ご自宅でおすすめの遊び方や身に付く力についてご紹介したいな、と思います。
ねんどってどんなもの?と聞かれると、自由に形が作れるもの、立体で作れる、など、お答えいただくことが多いですが、
ねんどをぎゅっと押すと、その形が保持されることを、難しい言葉で「可型性(かそせい)」と言います。
この、自分が働きかけることで自由自在に形が変えられる、というねんどの特徴そのものが、子どもたちを夢中にさせるのではないかな、と思います。
もちろん、かわいい作品を作りたい、とか、作った作品でごっこ遊びをしたり、といったことも要因の一つですが、
小さいうちは、ぐちゃぐちゃ触ったり、こねたり、ちぎったり、丸めたり、指に押し付けたり・・・自由に遊んでいるだけでも、
このねんどの「可塑性」を体験したり、手触りや冷たさなどの刺激が手から脳に伝わって、脳が活性化されているんです。
まずは、いきなり大作を!!と意気込まずに、自由にねんどを触らせてあげてください。
そして、だんだん慣れてきて、何かを作りたいとなった時がタイミング。
おだんごや、おせんべい、長い棒を作ってヘビ~ など、ねんどの形がどのように作られるのか感じてほしいなと思います。
色に興味を持ちだしたら、色で遊ぶのもお勧めです。
おちゃっぴのひらめきねんど ピカリは 発色にこだわったねんどなので、とても色がきれいです。
青と黄色をまぜると何色になるかなー?など、色彩感覚を育てるのにも役立ちます。
おちゃっぴのワークショップなどで色を作る時のシートです。
3歳(年少さん)くらいになったら、ごっこ遊びも楽しいねんど遊びの一つ。
お寿司を作って、お寿司屋さんになったり、お弁当でピクニックごっこをしたり、ドーナツやアイスクリームなどを作りながら、これは何個?残りは何個?どっちが多い?などすると数の勉強にもなりますね。
こうやって家族やお友達と一緒に作って遊ぶことで、コミュニケーション能力も身に付きます。
お弁当作品例
4歳以上になったら自分が想像したものをカタチにしてみましょう。
頭の中で描いたイメージを表現する力は、21世紀にはとても重要なスキル。
大人には難しそうに聞こえますが、こどもの創造力は無限大。
絵本や物語、日常生活からインスピレーションを得て、色々なものを自由自在に作ります。
その出来栄えや、発想力には驚くこともしばしばです。
難しい!とか分からない!というときは、図鑑やインターネットで、作りたいものに近いものを探してみるのもお勧めです。
似ているもの(ところ)を見つける力が育つので、自分がどんな形を作ればいいのかがだんだんわかるようになります。
見て作る、似せて作るうちに、イメージが形にできるように。
もう少し大きくなって色々なものを作る経験を積むと、自由に作品が作れるようになります。
ねんどを伸ばすとどうなるか、くっつけるとどういう形になるか、作りたいものに必要な”パーツ”をどう組み立てていくか、考えながら作るようになります。
これを繰り返していくうちに、科学的思考力・システム思考が身に付きます。
プログラミングと同じで、自分の働きかけで結果がどうなるか、ですね。
いわば、ねんどはその繰り返しで、作品が出来上がっているのです。
粘土の可能性は無限大!ひとつひとつ組み合わせていくことで、自分だけの楽しい作品が出来上がります!
とある粘土メーカーさんの調べでは、年収が高い人は、小さいころ粘土で遊んでいたことが多いという結果も。
年収毎の粘土で遊んだ経験のある人の割合(%)
AI時代に生き残るには、考える力、創造力、何か新しいものを生み出す力が重要です。
ねんどで、たくさん遊んで、いろんな力を育もう!
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